長岡技術科学大学
   
 

--

太田大智, 中平勝子, & 北島宗雄 (2017)

太田大智, 中平勝子, 北島宗雄. (2017). 熟達度と環境に基づいたピッキング作業員行動遷移モデルの記述. 情報処理学会第79回全国大会講演論文集, 第1分冊, 285-286.

 

熟達度と環境に基づいたピッキング作業員行動遷移モデルの記述

Description of picking behavior transition model based on experienced and environment

本稿では,ピッキング作業において,個々の作業員が熟達度と周囲環境に基づいて行動を選択していく行動遷移モデルを構築する. 作業員は基本となる行動遷移行列を持つ.経験に依存し熟達度が設定され,熟達度の高い作業員は周囲環境に合わせて遷移行列を切り替えて,効率的な行動をとる. 再び同じ環境で作業をする時には,より効率的な行動となるような遷移行列が選択される. 遷移行列は今実行しているオペレータと次のステップで実行するオペレータを要素とし,各遷移確率は作業員の熟達度と作業員を取り巻く周囲の環境を変数として割り当てられるとする. これにより,熟達度による作業効率の違いを選択される行動遷移行列の違いによって表現する.

 

Download