|
--
北島宗雄. (2009)
北島宗雄. (2009).
筑波大学 感性認知脳科学入門2 特別講演会 (2009.10.30)
筑波大学 感性認知脳科学入門2 特別講演会
基礎編:サービス受容者の行動理解
サービス産業は経済規模の7割を占めるが、サービス産業の生産性の伸び率は製造業に比べて低く、
サービス産業の生産性の向上は喫緊の課題となっている。
政府は「経済成長戦略大綱」を2006年7月に発表し、
勘と経験に頼る部分が多かったサービスに科学的・工学的手法を導入することの重要性の議論の開始した。
本講義の基礎編では、まず始めに、
科学的・工学的アプローチとして検討が進められている「最適設計ループ(観測、分析、設計、適用をサービスの現場で繰り返すこと)」について紹介する。
続けて、サービス受容者(人間)がどのようにサービスを受容しているのかを観測し、
サービス受容にかかる行動変容過程をモデル化するための認知行動科学的手法(Cognitive Chrono-Ethnography)を概説する。
応用編:プロ野球ファンはどのようにしてリピーター化するのか
基礎編で説明した手法を具体的に適用した事例を紹介する。
エンターテインメントサービスの一つにプロ野球がある。
プロ野球ファンには1シーズンに50回も球場観戦に行くリピーターがいる。
リピーターは何を求めて球場観戦に繰り返し訪れるのだろうか。
また、なにがきっかけとなって繰り返し訪れるようになったのだろうか。
応用編では、プロ野球球団の北海道日本ハムファイターズのファンが札幌ドームで観戦する様子を記録し(心拍数、視点カメラなど)、
その記録を見ながらインタビューすることによって、ファンがリピーターに成長するプロセスを解明するために実施した調査を紹介する。
入門書
- サービス工学入門、内藤 耕 (著, 編集)、東京大学出版会 (2009/3/25)
- 脳はあり合わせの材料から生まれた—それでもヒトの「アタマ」がうまく機能するわけ、ゲアリー マーカス (著), 鍛原 多惠子 (翻訳)、早川書房 (2009/01)
- The Psychology of Human-Computer Interaction、S.K. Card, T.P. Moran, & A. Newell、Lawrence Erlbaum Assoc Inc (1983/06)
キーワード:サービス産業、科学的・工学的手法、認知行動科学、エスノグラフィー、プロ野球、北海道日本ハムファイターズ、リピーター、行動変容過程、最適設計ループ
Download
|