長岡技術科学大学
   
 

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豊田誠,北島宗雄. (2008)

豊田誠,北島宗雄. (2008). 脳の自律システムの仕組みと性質:行動の基準は効率から幸福・満足へ 〜時間制約下での動的人間行動モデル〜. オンブック.

 

脳の自律システムの仕組みと性質:行動の基準は効率から幸福・満足へ 〜時間制約下での動的人間行動モデル〜

人は、これまで、個人を幸福にする最も効果的な方法は社会を豊かにすること(効率の向上)であると確信し、そのための努力をしてきた。しかし、最近は、その効果を以前程、感じることができなくなっている。そこで、改めて、最新の脳科学の成果を用い、人が幸福・満足を感じる理由を解析し、これからの社会では、どのような考え方のシステムが、人の幸福・満足に有効であるかを検討してきた。その成果が、本書で紹介する「満足度最 大化機構(MSA、Maximum Satisfaction Architecture)」を中心とした「時間制約下での 動的人間行動モデル(Nonlinear Dynamic Human Behavior Model with Real-Time Constraints)」である。

ISBN978-4-902950-97-7 C3040
価 格:2800円(税抜)
仕 様:A5判、230頁
発売日:2008年8月
発 行:オンブック

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脳の自律システムの仕組みと性質:行動の基準は効率から幸福・満足へ 〜時間制約下での動的人間行動モデル〜 目次

1章 時間制約下での動的人間行動モデルの概要と構成
2章 MSA の概要
  1. MSA の説明と理論的背景
  2. TWINKLE 制御アルゴリズム
3章 解明されつつある脳の仕組みと特性
  1. 進化により変質するリビドー(大脳の欲求):隠れたリビドー
  2. 脳の仕組み
  3. 情報の世代間継承の問題
  4. 脳の並列分散処理を代表する言語と五感の一体化した働き
 5. アイデアについて考察する
4章 脳の仕組みの形成期(子供の成長について)
  1. 脳の発達過程
  2. 映像教育
5章 意思決定と感情
6章 今後の本研究の各種分野への適応
  1. 情報
  2. 経済
  3. アート
  4. その他
7章 脳の情報流体力学概説(BIH)
8章 構造化ミーム理論(SMT)
9章 脳の仕組みの概略図
10章 情報化が及ぼす子供の認知活動への大きな影響